私は、飛行機に乗るとよく父親のことを思い出します
小学校4年生の時、父との二人旅で初めて飛行機に乗せてもらいました
離陸する前、緊張しまくりの私をニコニコして見ていました
機中では、「シートベルトのつけ方」「テーブルの出し方」「イヤホンの使い方」を丁寧に教えてくれました
100㎏の大きな体の父はとても頼りがいがあり、子供としていつも誇らしく思っていました
その機中で見た、今も忘れられない光景があります
それは、窓の外に広がる景色をじっと見ている父の姿です。
豪快で明るい父が、少し物悲しそうな雰囲気で、何かの「思い」を持って外の景色を見ていました。
「何を考えていたのかな?」「子供に言えない悩みがあったのかな?」
今、大人になって飛行機に乗る時、眼下に広がる景色を見ると父の姿を想います。
5月13日は、父の命日。
「父さん、いろいろあるけど頑張ってるよ。あとは俺にまかせてね。」