物語は敗戦から始まる

有力視されていた、女子バレーボール部とサッカー部が惜しくも敗戦しました。

悔しいですね。

野球部の稙田監督の言葉を思い出しました。

「物語は敗戦から始まる」

本校野球部の歴史も稙田監督の人生も、「負け」「挫折」の連続でした。

そこから這い上がったのです。

女子バレー部は、相手が応援団と喜ぶ様子を見つめていました。

サッカー部は、挨拶のあとキャプテンが残って、

「すみませんでした。選手権は必ずリベンジします」

と頭を下げました。

いいか。

これは人生と一緒だ。

人生なんてものは、喜びが1で、苦しみや悔しさが9だ。

でも、この1を成した時、本当に生きていて良かったと心から思えるんだ。

この一瞬のガッツポーズのために人生はある。

お疲れさまでした。よく頑張ったねなんて慰めの言葉はかけない。

そんな言葉、お前たちは必要としていないだろう。

立ち上がれ。

這い上がってこい。

一瞬のガッツポーズのために。