読み進めるにあたり、頭の中でGReeeNの「キセキ」を流しておいてください
3年の葛岡さんは、創成館の女子バトミントン部に入部依頼3年間団体戦の経験がありませんでした 
 
理由は、部員が葛岡さんしかいないから 
 
ある日、バトミントン部顧問の岩本先生の目にある光景が飛び込んできました 
 
岩本先生が、何となく体育館で行われていた体育の授業を見ていた時のこと 
 
たまたま女子が授業でバトミントンをしていました 
 
すると、田中さんという一人の女の子が落ちていたシャトルをラケットでシャッと救い上げました 
 
「こ、これは・・・」
岩本先生は、その女の子に声を掛けました 
 
岩本先生:「キ、キミは経験者だろ?手伝って!!」
去年の10月のことでした 
 
そしてもう一人、中学時代バトミントン経験者だった松山さんにも目を付けました 
 
しかし、田中さんは陸上部に所属しており、松山さんは平和活動で忙しい身 
 
2人は条件を出しました 
 
「1か月後の新人戦だけなら・・・」
岩本先生は葛岡さんに、
「葛岡、良かったな~。団体戦出れるぞ!」と伝えますが、
実はこの時、葛岡さんは何のことなのかどころか、誰が来るのかも分かりませんでした 
 
そして、とうとう顔を合わせた3人 
 
葛岡さんはこう思ったそうです。
「誰?」
(part 2へ続く)
            
      
