今回の世界陸上は、これまで以上にハマってしまいました。
競技もそうなのですが、若い選手たちがしっかりとインタビューに応える姿勢に日本人としてとても感動しました。
そして特に感動したのが、選手が国旗(日の丸)を大切に扱っているシーンでした。
階段を登りながら、多くの選手が丁寧に国旗をたたんでいました。
今朝の全校朝礼で、このシーンを例に出してこんな話を生徒たちにしました。
勝つだけではダメ。
それは本当の勝利ではない。
感謝の心を忘れず、礼節をわきまえ、信頼される人物として勝つことが本物。
信頼される人でなければ、仕事は任せられない。
信頼される人でなければ、良い人生は過ごせない。
例えば、次の例で先生たちはどちらの生徒を選ぶと思う?
大学や就職先に、一枠だけ募集があったとする。
A君もB君も全く同じ評定、全く同じ欠席日数だったとする。
A君は、普段から挨拶も良く、日常生活もマジメ。
B君は、悪くはないのだけれど、先生が見ている時と見ていない時でムラがある。
当然、先生たちはA君を推薦する。
ただここで大事なのは、推薦うんぬんの話しではないということ。
先生たちだって人間だ。感情がある。
その人間たちが、A君B君どちらの人により多くの気持ちが動いたかと言えば分かってもらえるかな。
これは差別ではない。
これが世の中だ。これが現実だ。
人が自分に味方してくれない、自分に活躍の舞台が廻ってこないと思うのなら、今一度自分の行動を見直してみるといい。
生徒諸君、君は、信頼に値する人間か?
