昨年冬、修学旅行で新大阪から東京へ経つとき、野球部のひとりが「待ってろよ、新大阪!」と、言っていました。
どういう意味かたずねてみると、
甲子園に出場する際は、新幹線で新大阪に来るということで、半年後に帰ってくるぞ!という意味で言ったとのことでした。
私は、「よし、写真撮ろうや」と、その場にいた野球部に声を掛けました。
いいか~お前ら絶対夏ここに帰って来いよ~!
甲子園決めて、新幹線でこの駅に降り立って、この階段を下って迎えのバスに乗り込むことを強く意識しろ。
お前たちは、ウキウキワクワクでこの階段を「夏」に降りてくる!
私は、こう生徒たちに話しました。
見事、そのことを実現したことはご記憶に新しいことでしょう。
今回、センバツの長崎県予選で創成館高校野球部は敗退しました。
センバツ甲子園の可能性は消えました。
しかし、まだ「夏」があります。
野球部よ。
悔しかったら這い上がれ。
やられたら、やりかえせ。
夏、自分たちが優勝して、この新大阪駅に降り立つことを強く、強く意識しろ。
それまでは、外野のヤジに耐えろ。
最後の最後、勝ってこの地に降り立つのは、俺たち創成館高校野球部だ。
