長崎北高校学芸部の皆さんと一緒に行った「引退公演」。
会場は溢れんばかりのお客様でいっぱいでした。
「心をぬらす雨のように」 作:谷崎敦子 演出:塚原政司
私は、妻と息子と見に行きました。
観劇後、妻とは同意見でした。
「あの子たちは、大人になってはじめてこの作品の深さを知るだろうね」
1時間以上の作品でしたが、あっという間に過ぎていきました。
作品の良さ、演者の熱意・・・そして、観客、特に大人たちが思い出す、二度と戻れない「あの時」の感覚。
若々しくて、キラキラしてて、そして、将来への不安や、仲の良い友人たちへの複雑な感情・・・
大人ならば、胸がギューッとなるシーンがいくつかあったはずです。
個人的には、「電車が入ってくるシーン」で魅せた、受験会場へ行くか病院へ行くかの選択を迫られた男の子の顔がたまりませんでした。
3年生の皆さん、最後の最後まで大変お疲れさまでした。
そして、最後の最後まで、魅了し続けてくれてありがとう。
高校の部活において、「演劇」というのは決してメジャーでないかもしれない。
でも、その「真髄」は、教育的にも人としての成長においても、そして将来の生き方においても超絶プラスになる部活動だと僕は思います。
創成館演劇部で流した汗と涙は、間違いなくあなた達の将来に光を照らします。
せっかく関わった演劇の世界、成長してもずっと関わり続けて欲しいです。
卒部、おめでとう!!





