今日は8月9日。
長崎は、原爆の悲劇から80回目の夏を迎えました。
全校集会では、私から話をさせてもらいました。
「映画、「あの花~」で主人公の彰が手紙を残してたよね。
『戦争のない世界に生まれて、君と一生共に過ごしたかった。』
僕たちは、今、彰が望んでいた世界に普通に生きている。
それは、彰の様に特攻隊で散っていった方々。
日本から遠く離れた地で死んでいった方々。
そして、原爆で命を奪われた方々の存在の上で生かされているんだよ。
もう一つ、なぜ僕がこの「教育」という仕事をしているか。
それは、この戦争で命を懸けて日本を守ってくれた人たちの想いを
引き継ぐ「責任」と「義務」があるから。
だから、次は、君たちがその想いを次の世代に繋いでいって欲しい。」
私の話しのあとは、若手の先生が準備してくれた「平和学習」を各クラスで行い、
11時02分、皆で黙とうをしました。
今、世の中を見ると、先人たちが望んでいた日本、世界ではない様な気がします。
あいさつ、勉強、体力づくり、そして人への思いやりを持つ・・・
私たちが「当たり前」をしっかり行うことが、良い社会を作る一歩となります。
皆で頑張りましょう。
命を懸けてこの国を守ってくださった方たちの為にも。
