先日の槙野智章さんの講演は、本当に良い空間が創れていました。
槙野さんが開口一番、「夢がある人?」と聞いたら、何人もの生徒が手を上げました。
「青年海外協力隊」「看護師」「理学療法士」「プロ野球選手」等々。
堂々と答える生徒に槙野さんが、
「普通の学校はこんな手が挙がらないよ!」と、驚いていらっしゃいました。
質問コーナーでは、これまた男女や学年関係なくガンガン手が挙がり積極的に質問をしていました。
その光景を見て思ったんです。
「知らないうちに『理想の学校』に近づいてた」って。
アメリカでは、自身の意見を持ち、それを主張して初めて認められることを叩き込まれた私。
創成館に入り、生徒が過剰なまでに他人の目を気にして、自身の意見を主張することに躊躇する姿に愕然としました。
意見や考えを堂々と主張できる人を育てたい。そして、それを受け入れる空気をこの創成館に作りたい。
理事長になって20年。 知らないうちに、だいぶ理想に近づいていました。
それに気づかさせてくれた生徒たちに、本当に感謝です。
(写真の女子2人組は、取材中の民放カメラマンまでイジリました(笑))